前回の続き

今ではネットですぐ試聴やらできますけど、当時はネットは始まったばかりとは言わないですけど、日本のホームページでのhiphopの情報はまだまだ少なかったです。(英語が読めればまた違ったのでしょうけど。また昔は海外のサイトは重かったのです。今では海外のサイト重いとか思うことないですけど。ま、ロシアとか重いかな?懐かしい話ですね。)

 

で貴重なお小遣い&バイト代なのでハズレを減らせないかと思っていたところに出会ったのがfront(後のblast)という雑誌でした。(ブラックミュージックレビューもあったのですが、frontはhiphopの情報が多かった。)

 

そこでびっくりしたのが、今では考えられないほどの、西高東低ならぬ東高西低でした。

ウェッサ〜〜〜イのことなどほとんど載っていなかったのです。東に非ずんばhiphopにあらずと言った感じでした。あのDr.Dreのchronicの記事も小さいものでした。(自分の記憶が確かならば)

 

そこでfrontやタワーレコードのポップ(←またこれだ)でもお勧めされていた

method manのticalを買ってみました。

感想は「???」

東の音に慣れていないor少林の修行が足りないせいかわかりませんが、自分にはピンと来ず、せめてメアリーjブライジをftした曲が入っていればなあ、という感じでした。


Method Man - All I Need (Razor Sharp Remix) ft. Mary J. Blige



その後もお勧めの東のhiphopを何枚か買いますが、何となく合わず、自分のセンスに悲しくなったりしましたw。

 

そこで雑誌やらネットやら当時の出来る限り調べまくり、どこを見ても絶賛されまくりのnasillmaticに辿り着きます。これでダメ(東の音が合わなかったら)だったらどうしようと思いながら、CDを買いにいきました。

 

これを買うのにはもの凄く勇気が入りました。曲数が9曲しかないのです。(と思って調べたら10曲だった)

当時、西のアルバムは下らないskit(たいてい男女がイチャついているか、些細な揉め事からヒートアップ→発砲→女子の叫び声というあってもなくても困らないものでしたが、決まり事なのでしょうがありません。)を入れてですが、20曲くらい入ってるものが多かったのです。タワレコでCDの棚の前で迷ってウロウロしていたのを覚えています。

 

意を決してCDを買い、ドキドキしながらCDをトレイに入れたのを覚えています。

アルバムのイントロを(the genesis)を聴いたときから、おっ!と思っていたのですが、N.Y. State of mindを聴いた時に「わあ、これは今まで(西の音と)違うけど、なんか良い。」とゾクゾクしたのを覚えています。

なので未だに一番好きな曲といえばN.Y.State of mindです。ny行ったことありませんが。

 

こうしてズブズブとhiphopにハマっていったのでした。


Nas NY State of Mind